理念

私はあなたに歩み寄り、理解し、みんなを笑顔にする人であり続けます。

【私の人生には、常にお金の問題がつきまとっていた】

先天性股関節脱臼と中等度難聴(大きめの声なら会話ができるレベル)を持って生まれてから、我が家には「お金」の問題が常に付きまとっていました。

3歳、5歳、14歳と股関節の手術をし、中耳炎や耳のトラブルなどで大きな病院へ通うこともあり、私にかかる医療費も大変だったと思います。

小学生の頃、母にATMへ連れていかれ「このお金は、銀行から借りるお金よ。大きくなってこんな生活したらダメだからね…。」と、わたしの目の前で震えながらお金を受け取っていたのを覚えています。

「大きくなったら、お母さんにお金の心配をさせずに安心させてあげたいな。」

いつしか私の心には、母を安心させてあげたいというビジョンが描かれていました。

【結婚してから】

結婚し専業主婦をしていた頃、長女が生まれ、これからってときにリーマンショックの影響を受けました。元々たくさん手取りがあるわけではなかった旦那さんの給料がカット…。

この時、初めて家計簿を作り、必死で家計のやりくりをしました。

医療費控除を受けるために確定申告の勉強をしたり、国民保険料も払えず免除申請をしたりと、なんとか我が家の不況も乗り切ることができました。

【突然の生命保険の解除通知】

父が入院をしたため、母親が加入している保険の請求をしたところ、突然の契約解除の通知を受け取りました。

原因は保険に加入するときの「健康告知」にありました。父が保険に入るとき、母が「今飲んでいる薬はこれです。」と担当に差し出したものの…。「この薬は大丈夫」と告知書に薬の名前を記入しなかったそうです。

後からわかったことですが、その時の薬が「肝硬変の治療薬」だったのです。当時はお薬手帳もなかった時代で、医者から肝硬変だと告げられていたわけでもなく、父と母は「ありのままを告知」したつもりだったのです。

このことが原因で、保険のお金を請求したところ「告知義務違反」となり保険契約が解除となりました。
※「告知義務違反とは」故意または重大な過失によって事実を告知しなかったり、正しく告知しなかったりした場合は、責任開始日から2年以内なら告知義務違反として保険会社に保険契約を解除されることがあります。

ですが、加入時に薬を提出しているにもかかわらず、担当の一言で薬名を記入しなかった。この場合、保険会社は告知を解除できないのです。

保険の知識がない父と母は担当を怒鳴りつけるだけで、なにも解決することなく、わずかな保険金が出ただけでした。

確定申告や助成金など。知らないことで損をしていることが多すぎる。「もっとお金の勉強をして家を守らなければ!」と思ったことがきっかけで、ろくに勉強もしてこなかった私が保険業への道へ進みました。

【保険屋として】

私自身、1番上の子を産む前に、死産を経験。さらに、2人目3人目の子どもを産む前に6回の流産を経験しています。

「子どもは決して普通に生まれてくるわけじゃない。奇跡なんだ!」

そう思えるようになり、子どもたちに関われる何かをしたいと考えていました。

私の仕事の理念は「私はあなたに歩み寄り、理解し、縁を繋ぎ、みんなを笑顔にする人であり続けます。」です。

私の母のようにお金の悩みを持つ家庭や、出会う人みんなを笑顔にしたい。そんな気持ちでみなさんとご縁を繋いでいけると嬉しいと思っています。